インディアンジュエリーとは?
- インディアンジュエリー
インディアンジュエリーとは文字どおりアメリカ先住民のインディアンの方々が手作りした主にシルバーや天然石を使ったジュエリーです。アメリカインディアンと言っても数多くの部族があり、それぞれの部族が個性豊かな部族特有の民芸品を作っています。
シルバージュエリーの他にも、ラグ(手織りの敷物)、ビーズワーク(ビーズアクセサリー)、バスケット、カチーナドール(人形)、スカルプチャー(彫刻)、フェティッシュ、ポット(壷)、サンドペイント(砂絵)etc...など、様々な民芸品を作っています。
ブロンコ(当店)で紹介しているジュエリーは主にフォーコーナーズエリア(コロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州、アリゾナ州)に近い部族の作品です。この地域はアメリカの中でも特に荒れた土地が多く、この地域に住む彼らインディアンは少ない資源の中でたくましく自然と共に生きています。自然の中から生まれた天からの恵みを大切に思う彼らの感性は、彼らの作る作品の中に私達日本人が忘れてしまった大切な何かを思い出させてくれる様な気がします。

↑広大なナバホネーション
ナバホ族のジュエリー
フォーコーナーズエリアの南(ニューメキシコ州とアリゾナ州の間)に住んでいてネイティブアメリカンの部族の中でも最も人数も多く広大な居住区を持つのがナバホ族です。

現在人口は約16万人を超えアリゾナ州ウィンドーロックを首都とするナバホネーションを形成しています。ナバホネーションはとても広大で1300万エイカー程ありますが、そのほとんどが荒れ果てた荒地と言う感じです。その中で羊や馬等を飼い貧しく暮らしています。
 
ナバホ族の作るジュエリーの伝統的な特徴は、シルバーの板にタガネとハンマーを使い模様を作り、ヤスリをかけて研磨して仕上げるジュエリーが多く見られます。現在人数の多いナバホ族の中にはオーバーレイ技法を得意とするアーティストやインレイ技法を得意とする者も多く一概にナバホ族のジュエリー=タガネ打ちの物とは言えなくなっています。
 
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ホピ族のジュエリー
アリゾナ州北東部のメサと呼ばれる地域に住む、最も古い部族と言われるホピ族は農耕部族で、自然崇拝の気持ちがとても高く白人文化による影響が少ない部族です。彼らは今だに昔からの技法でジュエリーの他にもバスケット、陶器、手織物など多くの工芸品を作っています。
ホピ族のジュエリーの特徴は、オーバーレイと言う独特の技法を使う事です。オーバーレイ技法とは2枚のシルバーの板を張り合わせることより着いた技法名で、上側のシルバーの板を糸ノコにより様々な模様に描いて切り抜き、下側のシルバーの板に上から被せる事により立体感を出します。

上の写真はホピ族の住むセカンドメサ(メサと呼ばれる丘の上に住居を構える)

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ズニ族のジュエリー
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